2023.1.4
FACE2023に入選いたしました。
”基”個展よりも以前から重ねていた素材の研究から、一歩進めたなと感じた折の受賞で、本当に嬉しく思います。新宿で展示されます。お近くの方は是非、見に来てください。自分も状況が許せば、客観的に作品を見る機会にしたいと思っています。
FACE展2023
日時 2023.2.19-3.12
場所 SOMPO美術館
2018.1.27
〈 現代地方譚5 ー 想像の葦 〉
高知の須崎で行われているアーティスト・イン・レジデンス「現代地方譚5」に参加させていただけることになりました。
県内作家枠として、レジデンスとしての滞在制作などを行なっているわけではありません。もちろん、そんな手がかりをもとに入って行くのもひとつあると思います。だけど、県内の幡多に祖父母がいたりする私には、須崎は全然知らないところでもなく、よく知っているところでもない。なんとなく気持ちの揺れ動きが、言わずと知れるようで、知っているようでもない。
そんな県内人の一人の人間が、ただ同じところに立っている、そのことを大切にしておきたい。
制作を進めるうち、前回の「現代地方譚4」に続いてからの参加から1年ともう少し須崎と関わりのある期間での経験が、須崎にまつわる私の記憶とつながっていることを、一緒に制作に臨んでくれたキュレーターの中村 麻莉さんが拾い出してくれました。
上島さん、北村さんと、平野とぎゅっとしたそれぞれのものがキュレーターの中村さんと、まっすぐに出てきているな、というのが私の今の感触です。
ぜひ、見に来ていただければと思います。
▷県内作家による展示「新錦湯物語」
2018年1月19日(金) ー 2月18日(日)月曜休み
※ただし2月12日(月)は開館、翌13日(火)は休館
会場:錦湯 ( 須崎市浜町1-2-2 )
観覧無料
すさきまちかどギャラリー:http://machikado-gallery.com/blog/event-info/3989/
2017.6.12
ART OLYMPIA 2017 にて入賞を受賞いたしました。
大学時代から考えていたこと、卒業後に始めた陶での制作、生活、展示。点々としながら、時間はひたすらかかっていますが、近年良い場や機会をいただけて徐々にそれらを外に出すことで見えてきたものがたくさんあります。今回出品した作品では、納得していない部分はあるけれど、それが考えだけでなく物質として置き換えられたのでは、と思っています。
命題があってその答えを出す、だけれどもその命題はそもそもあっているのか、という疑問もまだ持っていて中身をうまく言うことは今はできないのだけど。私が大切にしたいことのひとつが、少なくとも中に入っています。
入選以上の作品180作品が「としまセンタースクエア」にて展示されます。
2017年6月17日(土)〜6月25日(日)
場所:豊島区庁舎1F としまセンタースクエア(東京・池袋)
▷JR[池袋駅]東口より徒歩7/東京メトロ有楽町線[東池袋駅]より徒歩1分(直結)
時間:9:30〜17:00(初日のみ13:00〜)
入場料:無料
2017.2.18
2月18日(土)より始まるイノビエンナーレに企画部門 イノビ・オーダーにて参加します。
解説すると、高知の「いの町」という古くは紙産業で栄えたという町で行なわれるビエンナーレ。
土佐和紙は絵画の修復にも使われたり、最近ではプラチナプリントを定着させる印画紙の開発をしたり、質、技術ともに貴重な文化となっています。ほんとにレコメンド。
そして、いの町は私にとって地元の地元なのです。が、私は古い紙工場があるいのの町で育った訳でなく、近隣のタウン育ちというわけで、なんだか矛盾を孕んでいるような気もしながら参加させてもらっています。いの町出身以外の作家さんも沢山いるので気にするところでもないのですが、そんな場所のこともあんまりよくわからない私も町民ですよ、と開き直っています。
近所のおばちゃんにフライヤーを渡すと、
「 びえん な~れ!」やね(笑)
と言われてイラスト理解した私でした。
テッシュ持参で見に来て下さい。
平野はギャラリーコパ(大黒様 前)にて展示します。
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inoβiennale
イノビエンナーレ
公募部門 イノビ・アートアワード(第9回いの美術展)
~「創造性を競う日常的文化活動」を方針として、地方公募展の意義を問い直し、高知県内外から広く公募した多彩な作品を展示します。
■日時:2017年2月14日(火)~26日(日) 9:00~17:00(月曜日休館/最終日は15:30まで)
■会場:いの町紙の博物館
■入館料:大人500円、小・中・高生100円
企画部門 イノビ・オーダー
~高知県内外の平面・立体・写真・映像など様々な分野のアーティストが、いの町商店街周辺に点在する9か所の会場で、 作品展示やパフォーマンスなどを繰り広げます。
■日時:2017年2月18日(土)~26日(日) 10:00~17:00(コパのみ9:00~)
■会場:いの町商店街周辺9会場
A ギャラリーコパ2F/B 中田古民家/C ゲストハウス(仮)/D 藤本薬局/E 久原宅/F 真鍋倉庫/G まなべ貸店舗/H なないろ/I 琴風亭
■入場料:ギャラリーコパのみ100円
■参加作家:石見陽奈(絵画)/井関さおり(アニメーション)/Erica Ward(絵画)/大木裕之(アート)/岡本明才(写真)/Guy Wulfing(写真、音楽)/海野貴彦(絵画)/川田英二(版画)/川村愛(絵画)/キクプロジェクト(写真、文章)/このよのはる(うたっておどれる似顔絵師)/JETa.k.a.森本和義(イラスト)/島崎桃代(絵画)/竹田篤生(立体)/玉木かつこ(立体)/千葉尚実(インスタレーション)/筒井美夏(絵画)/濱田公望(映像)/土方佐代香(絵画)/平野文恵(絵画)/廣瀬公美(写真)/松岡美江(インスタレーション)/桃汁(インスタレーション)/森岡智子(絵画)/横江孝治(絵画)/依岡みどり(絵画)
2016.10.21
展示のお知らせです。
高知県の須崎、すさきまちかどギャラリーで行われる展示に参加させていただいています。
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[ SUSAKI (art) ASSEMBLE ]
2016.10.21(fri)-11.30(wed)
KOSUGE 1-16
竹花 綾
西村知巳
平野史恵
宮崎剛彦
明徳義塾中学・高等学校美術部
S・コレクション
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[ 現代地方譚 ]
2016.10.13(thu)-10.26(wed)滞在期間
2016.10.29(sat)-11.30(wed)展示期間
青木陵子
伊藤 存
臼井良平
小西紀行
杉戸 洋
西村 有
山根一晃
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開館時間:9:00 ~ 17:00(月曜休館)
場所:すさき まちかどギャラリー
〒785-0004
高知県須崎市青木町1-16
TEL050-8803-8668
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自分の作品はすさきまちかどギャラリー近くの耳鼻咽喉科医院に展示しています。
地元に帰ってきてから考えてきたこと、それを地元で展示できること、庭での展示ができたこと、偶然展示に参加することになったのですが、それらのやりたかったことができる場所をいただけました。
こんなのに私が参加していいのかな、というくらい恵まれた環境で、自分の作品もスタッフの方にとてつもなくサポートしていただいてなんとか形にすることができ感謝です。自分に対して反省点は多々ありつつでしたが、ここで展示していて、アートって人だなって、場所関係なく作っていけるものなんだと、「アート」なんて言うのは好きじゃないけどとても感じています。
並行してあるアーティスト・レジデンス現代地方譚も、須崎がすごいことになってしまうんではないかと思うのでみんなにお伝えしておきます。
是非、高知に、須崎に、見に来てください。
2016.2.1
展示のお知らせです。
第1回全然芸術祭
2016年2月4日〜27日
営業時間:11時〜16時
期間中定休日:月火水
会場:カゴノオト
〒786-0511 高知県高岡郡四万十町昭和650
080-8730-9038
搬入のためドライブで2時間弱、四万十町にあるカフェ、カゴノオトへ。
(カフェだけでなく、イベントとや、ワークショップ、木工、お菓子屋さん、など日々に関わる色々な事柄を扱っています。)
展示は2階ということになっていましたが、それを知る前に庭にインスタレーションするイメージをしていたので「庭に置いてもいいですか..?」と聞くと快く受け入れて下さりました。
作品の構想は2年前にあったにもかかわらず、どうやってプレゼンテーションするか分からないままになっていたのですが、住空間に展示すること、領域が自由であることとが結びついて提示できると思い、参加させていただきました。作品は近年扱うようになった陶を素材に用いています。
神戸ビエンナーレ以来、思考することや、制作することができておらず、今回久しぶりに展示できたことがとても嬉しいです。
最近は、芸術祭の個性との結びつきで作品の展示を続けられていることもあり、出会いに感謝しています。
少し遠方だとは思いますが、写真では伝えきれない作品のディテールや雰囲気があるので、是非足を運んでいただけたら幸いです。
奥の間の窓からご覧下さい。
たとえばのパズル
2015.2.1
memo
神戸ビエンナーレのカタログをいただいてから、作品について考えていた。
これからどんな場所を求めて行くのかという点では、これでもないというぐらい試してみたいことができたと思う。空きスポットじゃないけど、ただそこに絵があるということ。風景の一部に、場所として。ちょっと気持ちを紛れ込ませたい。既製品ばかり(既製品がわるいというわけではない)のリズムに、少し違うものを今回は置いてみた。迫られた文脈のないなにかを忘れたくないと、(実際に生きているとむずかしいときがあうけれど)いつもかんがえている。公共の場を私有化するようなものじゃなくて、そうじゃない個別のテーマをもった共通するもの。(大きな単語で語られる問題ほど、ちいさな個別の問題が原因であることが多いと思う。)今後はイベントというくくりを越えて行けたら、もっと広がりのある場所に出て行きたい。
制作についても、今まで実験していた素材をさらにイメージに合わせて試していた。けれど実際にやってみるとうまくいかなかった。
それからしばらく時間があって、絵画の材料の研究をされている青木芳昭さんの講座を受講する機会があった。目からウロコで、いままでのモヤモヤが嘘のように晴れた。そして作品に足りなかった材料があることが分ったし、理解もできた。
こんなに分るとたのしいのか。
いままで材料に対してずっとストレスを抱いていたことに気づいた。あるものでなんとかしようとしていて、出来なくて無意識にあきらめていたことがたくさんあった。表現じゃなくて材料、そんなことが案外自分にとってとてもとても大事なんだと感じられた。
2013.10.1
高架下にて、
神戸ビエンナーレ2013での展示が始まりました。
まず絵を描くことより、美術館やギャラリーなどではないお金もかからず服装も気にしなくてよいような場所での展示をずっとしてみたかった。とてもわがままなねがいですが今回それがかないとてもうれしく思います。そのあとに、今とても気になっていることで偶々それを表現するのに応じた素材を見つけたところだったというのがあります。しかも現在バイト生活であり制作できる状況にいる、その中でできたことでした。やってみたら、まだまだのことが見えてきて考えてなかったけれどちょっと次を感じました。
たくさんの人が関わるできごとにその中のひとりとして関われたこと、とてもなかなかできないことです。受け皿を作ってくださった担当者の方に感謝です。商店街の方にも。
予期せず、準大賞も頂きました。
私の作品はJR三ノ宮駅のとなりJR元町駅を南側に出て右に折れた所から入れる高架下商店街の4番街、232ブースにあります。
神戸ビエンナーレ2013
会期:10.1(火)〜12.1(日)
元町高架下ペインティングアート展:10:00~17:00(土日祝~18:00)
チケット不要・無料
2013.7.14
神戸ビエンナーレのペインティングアート部門に入選しました。
http://kobe-biennale.jp/compe/paint/2013/index.html
写真は壁面に描く絵の図案です。
絵画を描くことからは随分離れていましたが、自分が絵を描くことを無視できない部分を時間をかけて再確認した期間でした。自分の単純に望む、絵、というもの形式やありようで形にする機会を得ることができたことに嬉しく思います。ずっと待っていたものを、形にします。